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2010年7月1日木曜日

酒学 第1回


タイトルに「プラズマ・音楽・車・」って書いたはいいが、音楽ばっかで酒とプラズマについて全然書いてない。なので、酒について書こうと思う。

酒は大きく「醸造酒」「蒸留酒」に分けられる。

「醸造」とは醸(かも)すこと、いわば「発酵」である。
…しかし「発酵」とは都合のいい言葉で、要するに”腐らせるのとほぼ同義”である。

醸しているお酒。

「腐敗」というのは、有機物が何らかの要素によって変質することである。なお「腐る」の語源は「腐」という漢字から読み取れるように、有機物である”肉”が変質することを意味していると思われる。

発酵とは、主に糖分が腐敗することによる生成物、つまりはアルコールの生成を期待した化学反応のことである。その反応を促すために触媒である「麹」を添加、すなわち発酵の母となり得る「酵母」を添加するのである。

触媒による反応の促進。
触媒とは反応速度を早める物質のこと。
酵母の働きは、この触媒と似ている。

こうして作られたアルコールをそのまま利用したのが醸造酒である。熱や紫外線などによる殺菌、濾過の過程を含んでいるにしろ、基本的には醸造されたアルコールをそのまま利用していると考えて差し支えないと思う。従って、醸造反応は微量ながら現在進行形で行われており、その証拠に醸造酒のアルコール分は「○%以上、△%未満」と記載されているはずである。これは、パッケージングされた後でもアルコールへの置換反応が起こっており、厳密なアルコール度数の計測が開封時まで不明であることによる。

主な醸造酒は
日本酒(米の醸造酒)
ワイン(ブドウをはじめとするフルーツの醸造酒)
紹興酒(中国生まれの米の醸造酒)
ビール(麦の醸造酒)

一方「蒸留酒(スピリッツ)」は、発酵によって得られたアルコール、すなわち「醸造酒」を蒸留し、アルコール度数を高めた後、加水して適切なアルコール度数に調整した酒である。場合によってはその後「樽」に貯蔵することによって風味の増強を狙ったものがある。

こう書くと、ただ醸造酒を蒸留すれば蒸留酒になるように見える。しかし、その製造過程は複雑で、蒸留器の構造(単式・連続式)、配管、原料の仕込みなどによってその風味は驚くほど変化し、味わいを深いものにしている。

スコットランド・ラガヴーリン蒸留所のスチルポット(単式蒸留器)。
スコッチウィスキーは、このような古典的ともいえる蒸留器を用い、
原料の風味を色濃く残したウィスキーを生産している。
(出典:Wikipedia)

主な蒸留酒は
焼酎(米・その他穀物の蒸留酒)
泡盛(沖縄の蒸留酒 黒麹を使い発酵、カメで保存する)
ブランデー(フランスのブドウをはじめとするフルーツの蒸留酒)
ウィスキー(スコットランド発祥の麦の蒸留酒 樽で保存する)
ラム(ジャマイカのサトウキビの蒸留酒)
ジン(オランダ生まれの雑穀の蒸留酒 ジュニパーベリーで香り付け)
ウォッカ(ロシアの雑穀の蒸留酒 炭で濾過する)
テキーラ(メキシコの竜舌蘭の蒸留酒)
アクアヴィット(北欧のイモの蒸留酒)

なお、日本には「酒税法」という法律があり、日本の酒(日本酒・焼酎)やビール類に関しては製法、原料などによって細かく分類されているが、海外から持ち込まれた酒については厳密に定義されていないものも多く、ただ単に「スピリッツ」や「果実酒」とカテゴライズされている。

しかし、その酒が造られている海外では、日本と同様、分類について細かく定められているものが多く存在する。例えばビールでは、ドイツには「ビール純粋令」というのがあり、製法や原料について事細かく定められている。ちなみにこの法律は、食品を扱った現行の法律としては世界最古で、その誕生から実に500年を経ている。

その他の酒に関しても細かく分類があるが、それはまた次回以降に。

以上。

2010年6月30日水曜日

レガシィ BD5

今日は暑い…。
28℃とのことだが、湿度が高いのか体感温度はそれ以上…。

車は今まで3台乗り継いできた。
大抵のメンテは自分でやっている。
割に合わない仕事(主にオイル交換)は某カー用品店でやってもらう。
現在乗っているのはスバル・H10年式レガシィセダンBD5型。
B4になる前のレガシィのセダン。
ちなみにノンターボのTS-R。レアらしい。


この型のセダンはあまり売れなかったらしい。
なぜなら、ワゴンが死ぬほど売れたから。
ヤフオクでも「レガシィ」の出品欄にワゴンを出品する不届きモノがいるが、本来「レガシィ」はセダンであり、ワゴンの場合は「レガシィ・ツーリングワゴン」であろう。そのために「レガシィツーリングワゴン」の出品欄もあるのだから。

ここまで文句を垂れなくてもよいものであろうが…実は自分、以前もこの型の車に乗っていたのである。H6年式BD5のTX。初めて持った車がコレであった。


ラリーをやろうと思っていろいろ手を入れたが…モータースポーツはお金がかかるため挫折。何よりレガシィは重い。雰囲気だけラリー車風味にしてある。この趣味性は受け継がれ、今の車もちょこちょこ手を入れていきたいなぁなんて考えている。

2台目は思いっきり趣旨を変えてRX-7。H3年式のFC3S・GT-Xであった。
210psのターボ。駆動方式はFR。レガシィとは正反対の性格を持っていた。

もらい物だったのだが、初期状態ではライトは割れ(前オーナーの趣味で固定ライトにしてあったが、それをリトラクタブルに戻した)、マフラーはほぼ直管、かろうじて触媒が残っていた程度で、車検なんてまるで通る状態ではなく、半年ほど修理をして車検を通した。改造、メンテ箇所は多岐にわたるが、かかったお金は2〜3万円程度であった。マフラーはもらい物、ライトはヤフオク、ステアリングは前車の流用であったから。


この車はターボの効きはじめが唐突で、街乗りでは非常に扱いづらかった。
燃費も街乗りでは最悪で、リッター5kmがせいぜい。
多分自分が下手だったせいだろう。

しかし、長距離を走るときはなかなか楽しめる車でもあった。
長距離では燃費はリッター9kmは走ったし。

後ろの席は狭すぎて酷かった。しかし、4人乗せていろんなところへ行ったなぁ。

この車の最後は唐突にやってきて、苫小牧の国道36号線を走っていると、突如としてエンジンから「ゴロゴロゴロゴロ…」と異音が…。ああ、ローター(というかアペックス)片っぽ死んだな、と思いながらマツダで圧縮を計測すると片方の圧縮がスカスカ。予想通りアペックスシールが吹っ飛んで暴れてました。まあ、ロータリーの宿命ですな。



FCには、またいつか乗りたいな。
お金はかかるが、楽しい車だった。
FRは雪道では危険…といわれているが、4WDが万能なワケではないし、むしろ4WDの方が滑ったときのコントロールがしづらい。FRは滑るまでの限界は低いが、滑ってからのコントロールは楽だったと思う。アクセルを踏んで後輪でねじ曲げる感じ。4WDは滑るまでの限界は高いかも知れないが…。

FCに今のRX-8のエンジンを移植してNAロータリー…なんて邪道だろうか?
耐久性を考えると、もはやFDのエンジンも年式的に怪しいんだよなぁ。

そんなことを考えつつ、暑さと闘いながら仕事までのあと3時間を耐える。
北海道に戻りたい。

以上。

ニッポン負けちゃった。

まあ、仕方ない。

試合をやれば、どちらかが勝ち、
どちらかが負けるのだから。

選手の動きも悪くなかった。
120分全力で動き続けるなんて、我々素人には到底無理だろう。

きっと、両チームとも実力が拮抗していたんだろう。
紙一重の敗戦だったはず。

PKは運だと言うけれど、
運も実力のうち。
その運をたぐり寄せるのも実力のうち。

パラグアイがその紙一重の実力を持っていたのだろう。

今回は負けてしまったけれども、
開催国シードではない、
実力でつかみ取った決勝リーグへの切符。

これからの日本サッカーにとって、
大きな第1歩となるだろう。

日本代表の皆さん、
おつかれさま。
日本中が、
あなたたちから
勇気をもらいました。
本当に感謝してます。
ありがとう。


堂々と日本へ帰ってきて下さい。

以上。

2010年6月28日月曜日

きょうは

今日は書くことがないなぁ。
借りてきたDVDのレビューでも書くか。

私は何より007シリーズのファンである。
といっても、最近のアメリカ産007には全く興味がない。
過去に公開された、純イギリス産007(ショーン・コネリーロジャー・ムーア主演作品)が好きなのである。
「0作目」である「Casino Royale(厳密には007シリーズではない)」から、ロジャー・ムーア出演最後の作品「A View to a Kill」まで全部見た。

最近「Casino Royale」がリメイクされたらしい。しかし、世間の評判では荒唐無稽と言いつつも、第0作目である初代カジノ・ロワイヤルが最高と思う。登場するジェームス・ボンドは100人!監督は公表されているだけでも5人、ストーリーは破綻し、最終的にはワケの分からないドタバタ劇で幕を閉じる。でも、これぞ60's!という登場人物、衣装、セット。めちゃくちゃカッコイイじゃあないですか。BGMも「Raindrops keep fallin' on my head」のバート・バカラック作曲という超一流ぶり。


邦題「雨に濡れても」
明日に向かって撃て!」の主題歌。
作曲はバート・バカラック。

この時代の007作品は、ヴィジュアル的にも音楽的にも秀逸な作品が多い。先ほど挙げた「Casino Royale」と「Live and Let Die(死ぬのは奴らだ)」、そして日本で撮影された「You Only Live Twice(007は2度死ぬ)」のオープニング映像はお気に入り。


「Casino Royale」オープニング。
作曲はバート・バカラック。
このクラシックテイスト溢れるアニメーションがたまらない。

演奏しているのは「Harb Alpert and Tijuana Brass」というグループ。日本人には「オールナイト・ニッポン」でおなじみ「Bitter Sweet Samba」を演奏したグループとしてなじみ深い。軽妙なフリューゲルホルンの掛け合いが素晴らしい!

お次は、ロジャー・ムーア初出演作品「Live and Let Die(死ぬのは奴らだ)」
死者が蘇るというブードゥー教の伝説を悪用した、とある麻薬組織を捜査する007。


ロジャー・ムーア初出演作品「Live and Let Die(死ぬのは奴らだ)」オープニング。
作曲と演奏はポール・マッカートニー and Wings

オープニングの他にも劇中でニューオリンズの黒人ソウル歌手が歌ってるシーンがあるのだが、それもカッコイイ。

Live and Let Dieはガンズ・アンド・ローゼスもカヴァーしていて、そちらの方が原曲より半音低い。どちらもカッコイイので、お気に入りである。



最後は「You Only Live Twice(007は2度死ぬ)」。前述の通り、撮影はほぼ日本で行われ、出演したボンドガール3人のうち2人は日本人である(若林映子浜美枝)。若き日のお2人は本当にお美しい!この他にも、重要な役どころとして丹波哲郎が日本公安のトップエージェントとして出演。姫路城が日本公安部隊(何故か忍者)の訓練場となっていたり、日本の製薬会社がとある闇組織と組んで米ソの宇宙飛行士を拉致ったり…と、絵に描いたような、海外から見たかつての日本像のステレオタイプであったり、そもそも荒唐無稽てあったり…あんまり真面目に見てはいけない…しかし、改めて見るとやっぱりいろいろと面白いので、お時間のある方は是非ご覧いただきたい。


「You Only Live Twice(007は2度死ぬ)」オープニング。
歌っているのはフランク・シナトラの娘であるナンシー・シナトラ
唐傘の骨を巧みに取り入れた、日本テイスト溢れる作風が素敵。

最近の映画やアニメ作品の音楽はタイアップばっかでツマラナイ
ホントにツマラナイ。

この時代(60's〜70's)の音楽は映画・テレビともに素晴らしいモノが多い。
そして、80'sの音楽の商業化、産業化(MTVが原因とも)を経て、音楽は衰退していくのであった。

以上。

2010年6月27日日曜日

NHK「小さな旅」って

最近、頭からどーも離れない曲がある。
NHK「小さな旅」のテーマである。



この番組は、特定の地域に住む人々の暮らしや、その暮らしを取り巻く環境にスポットを当てて紹介する紀行番組であるが、このテーマ音楽が素晴らしく、それこそ自分が小さい頃から頭の中に蒸着して離れないものであった。

最近ふと思い出すことがあって、いろいろと調べているうちに、このテーマの作曲者が「大野雄二」氏であることが分かった。

大野雄二氏と言えば、今や「ルパン三世」の音楽を一手に引き受ける作曲家…というイメージが強いが、もともと本業はジャズピアニストである。その大野氏が、より広い活動の場を求め、ジャズのみならずCMや番組テーマ、そしてルパン三世などのサントラを手がけてきた。「小さな旅」は、その様な活動の中で生み出された一曲。

雰囲気的にはルパン三世の「愛のテーマ」に近いと言われている。類似点を挙げると、

・両者ともにキー(敢えて”調”とは呼ばない)がGm(敢えて”g-moll”とは呼ばない)
・旋律がアコーディオンとコールアングレという違いこそあれ、オケの編成はほぼ同じ

キーがGmというのはジャズ出身の大野氏らしい。なぜなら、ジャズ系の管楽器(サックス、クラリネット、トランペット、トロンボーン…)は、みな移調楽器と呼ばれる「in B♭」であるからだ。

サックスはソプラノとテナーがB♭、アルトとバリトンがE♭、クラリネットはB♭とAがあるが、ジャズではB♭、オケでは両方よく使われる。トランペットはB♭、A、C、D、Eなど各種あるが、廉価のモノは大抵B♭である。トロンボーンは記譜こそ実音であるが、楽器としての調性はB♭である。以上のように、ジャズではフラット系のキーが多用される。ちなみにコールアングレはFである。

とにかくいい曲なので、一度は生オケを使って演奏してみたい野望をかねてから持っていた。コード進行が非常に秀逸で、曲としての進行が全く嫌みでない。コード自体もそれほど難しい組み合わせを使っているわけではないので、心に残りやすいコード進行である。

曲を語る上で、自分が最も重視しているのが「コード進行」である。最近の音楽は全くもってコード進行が面白くない。だって単純なんだもん。ワンパターン。旋律もワンパターン、オケもワンパターン。どれも同じ曲に聞こえる。

うん、分かる。「厳密に言えば違うじゃないか」ってことはよく分かる。ただね、いろんなジャンル(ジャンルって言葉も好きではないが)の音楽をまんべんなく聴いていると…何となく読めちゃうんだよね。先の展開が。クラシック的、それもバロック〜古典なコード進行って、個人的には嫌みが無く、だからといって単純すぎるわけでもない、一つの完成系だと思う。今から200年以上前の話。そこから無調性やら何やら難しい話が出てきて…結局今巷に溢れているのはバッハとかベートーヴェンとかの足元にも及ばないような、何の教養もない下らない音楽。作曲やってる人がクラシックを聴かないのは…ホントに怠惰以外の何者でもないと思う。楽器の使い方、和音の鳴らし方、音符の置き方など…得るモノは多すぎて余りあるくらいだと思うのに。

コード進行ばっかりは聴いてきた音楽がモロに出るから誤魔化しがきかない。作曲における教養って、実はコード進行のことじゃないかしら。

本質的にはジャンルなんて関係ないと思うんですよ。ただ、語る「言葉」が違うから通じ合えないの。ジャズ・ポップス・ロックは基本的に英語。「和音」じゃなく「コード」。「属七和音」じゃなく「セブンス」、「減5の和音」じゃなく「ディミニッシュ」。クラシックは基本的に日本語(楽典用語)とドイツ語(歌詞、楽典用語)、イタリア語(歌詞、指定記号・用語)。英語は「ad lib(厳密にはラテン語)」「シャープ」「フラット」くらいか。

お互い歩み寄ったら?とはいつも思う。幸いなことにジャズやってる方々は勉強熱心な人が多くて、クラシックにも抵抗がない…というか多大な興味を持っている人が多い印象。困ったのは肝心のクラシックの人と「自称」ロックの人。お互い見下すんだよねぇ。何故なんだか。

分からんでも無いけど、しっかりとクラシックやってる人には、自称ロッカーはまず太刀打ち出来まい。理詰めで反論に窮して、ハイおしまい。若しくは話が通じなくておしまい。その逆は決して成り立たない。何故なら、ロックをしっかりやってる人って、クラシックを必ず通ってる人なんですよ。で、上手く消化してるの。ヴァイ然り、パット・メセニー然り(この人はロックを飛び越えてしまってるが)、ディープ・パープルの面々然り、ジミー・ペイジ然り…。

クラシックの人がロッカーを見下すのは、単なる思い込みと勘違いだと思う。だって、クラシックの歴史こそロックの歴史じゃないか。クラシックが400年かかって進化してきたこと、楽器こそ違えどジャズは100年、ロックは60年。肯定と否定、進化の繰り返し。ベートーヴェンなんてどう考えたって希代のロッカーですよ。クラシックは400年という歴史こそあれ、それが唯一無二なんて考えるな。クラシックだって聖と俗、表裏一体で「ケシカラン」って言われてた時代だってあったじゃないか。ヴァイオリンなんて「悪魔の楽器」って言われてた時代だってあったんだし。

まあ、この辺りはいずれ詳しく考えてみようと思う。

そう思い続けて10年、大学の後輩から借りた「シンバルズ」に衝撃を受けた。コード進行が素晴らしすぎる。残念ながらずいぶん前に解散してしまったが、主要メンバーの一人、作曲を一手に引き受けていた沖井礼二氏は「Frog」名義でCDも出してる。それもまたいいんだよねぇ…。日本にもまだまだ素晴らしい作曲家がいるじゃないか。

何か「小さな旅」関係なくなっちゃったけど。

以上。

2010年6月26日土曜日

[演奏記録]Diamond Head

いやあ、静岡は暑いね。
夏だね。ベンチャーズだね。
というわけで、今日一日ベンチャーズの「ダイアモンド・ヘッド」を録っておりました。
今日はオルガンも弾いてみた。難しいね。レジストの選び方が。

"Diamond Head" by The Ventures
(Lead.Gt)プラズマさん (Rhythm.Gt)プラズマさん
(B)プラズマさん (Org)プラズマさん (Dr)マックさん



いやあ、ギター下手だねぇ。
悔しいから、音だけでもがんばって真似してみました。
なかなかいい線行ってると思うんだけど。

ちなみに、ベンチャーズは1959年に結成されまして、去年で結成50周年!
世界で一番有名なギターインストグループなんじゃないでしょうか?
初来日は1962年。以降、毎年のように日本ツアーを行い、全国各地のお父さんたちを熱狂させております。



テクニックがどうとか、そういう次元ではない「生ける伝説」なのです。
存在が神様なのです。

以上。

2010年6月25日金曜日

iPodにOS10.5を入れてみた

2年ほど前、今使っているMacBookを買いました。
その時に付いてきたOSが10.5こと「Leopard」。
このMacでは10.5以降じゃないと動きません。

で、今は昨年発売された10.6こと「Snow Leopard」を使っています。
だけど…動かないソフトとか結構あるのよね。
なので、余っている10.5を、30GのiPod(第3世代の4つボタン)に入れたらどうなるか…を試してみました。

結果的には「可」でした。
しかしながら、外部接続で転送速度も遅いとなると…実用的ではないかな。
でも、自分の環境が持ち歩けるってのは大きなメリットだと思う。
あと、iPod本体が熱を持ってしまうので、冷却のことを考えないと。

以下、手順。

1:iTunesの設定
現在のOSでiTunesの設定を変更します。iTunesは、iPodの接続を認識して、自動で起動・更新を行う機能が付いていますが、それらをOFFにします。チェックマークの「このiPodを接続したときにiTunesを起動する」と「ディスクとして使用」をOFFにしましょう。

2:iPodをフォーマットする
「ディスクユーティリティ」で消去をします。できれば「ゼロ消去」がいいでしょう。
起動ディスクとして使うので、当然「GUID」で。ボリューム名は適当に。私は「iPod Leopard」にしました。ひねりがないね。

3:OSのインストール
インストールディスクを入れてリセット。option起動(またはC起動)でインストールDVD(CD)から起動します。インストール先として「iPod」を指定しましょう。

4:起動
OSのインストールが終わったら、iPodから起動します。各種設定を行い、Finderが表示されたら、真っ先にiTunesが起動するはずです。自分自身をiPodとして認識しているので当然と言えば当然の挙動。「手順1」で紹介したチェックと同じことを設定します。

5:アップデート
次にすべきことは「ディスクユーティリティ」を起動し「アクセス権の修復」を行います。ここがくせ者で、この作業はOSのアップデートの度に行う必要があります。実際は数ヶ月のスパンを経てリリースされるアップデートをいっぺんにやってしまうのだから、当然と言えば当然のメンテナンス。このアップデートが無くなるまで「ダウンロード」「アクセス権の修復」の繰り返し。これを怠ると起動しなくなります。

6:各種ソフトのインストール
まずはウィルス対策を。その後に必要なソフトだけをインストールしましょう。30Gって、以外と少ない。

手順以上。

試してないけど、BootCampを使えばWindowsも入れられるんじゃないか?と考えたけど、肝心のインストールディスクが無い。そのうち試してみよう。

MacOSXもだんだんと複雑化し、初期(10.3、10.4ごろ)のような安定性が失われてきたような気がするのは私だけでしょうか?挙動が怪しい事例が最近多発しているのですが…。無理して64bitへ移行しなくても良かったかな?そろそろRosettaも不要な気がするし。でもないと困る人、多いんだろうな。

まあ、生暖かく見守るしかないね。

以上。

[外食記録]そば食事処金時

2010/06/04
店名:そば食事処金時(そばしょくじどころ きんとき)
場所:富士市本町7-18
注文:かつ皿定食(1050円)

友人Sの出産祝いに友人Nと友人S宅を訪ねた後、友人Sと友人Nの3人で出かけて入ったソバ屋さん。HPによると創業は昭和2年だとか…。友人SとNはもともとこの近くに住んでいて、ここに出前を頼んだことがあるとか。私は全然違うところに住んでいるので、初めて入るお店でした。

壁にはメニューがびっちり。
どれにしようか迷ってしまう…。

中はいわゆる「ソバ屋」さんで、ウッディーな造り。もちろんメインの商品はお蕎麦なんでしょうが、もう一つのおすすめが「かつ皿」であるとのこと。じゃ、ってことで、友人Sと私はかつ皿を注文しました。

出てきた「かつ皿定食」。
自慢のお蕎麦もセットになっていて、
一粒で2度美味しい。

想像していたモノとはずいぶん違うモノが出てきてびっくり。これが創業時から変わらぬ味わい…なのかは残念ながら分からないが、たまごを贅沢に使った、非常にクリーミーなタレ?が特徴。創業当時はずいぶんとハイカラな洋食だったのでは?と思ってしまうほど、いわゆる「おソバ屋さんのカツ丼」とは異なる味。親子丼とカツ丼の中間くらい…といえばいいのだろうか?

お蕎麦も美味しかった!ほかにも温かいお蕎麦が選べました。この日はちょっと暑かったので、冷たいお蕎麦を選びました。普通のお蕎麦も食べてみたいなぁ。

おつまみメニュー。
お酒も出しているみたい。

ボケボケのメニュー。
ああ、写真上手くなりたい。

ただねぇ…。1050円にしては量が少ないかな?我々のような育ち盛りの若者(y軸方向ではなくx・z軸に拡張)には物足りないかな。これで1000円を切っていれば…。

という食事会でした。
ちなみに、入店時には先客はいませんでしたが、あとから続々とお客さんが入店してきました。やはり地元の有名店は違うね。

以上。

2010年6月22日火曜日

どらむすこ

私はドラム叩きなんですが、今手元にセットはございません。
遠く離れたところに置き去りにしてあります。

中学のころからコツコツと集めた打楽器たち。


いつもは上のようなセッティング。
タムのうち1つをフロアっぽく使うのがプチ個性。
ていうか…こうしないとライドシンバルの位置がイマイチ決まらないのよね。

Pearlの古いセット。シングルヘッドというのがレア。
バスドラは20インチ。
タムは13、14、16。
スネアはSONORのForceシリーズというヤツ。14x4半インチ。
他にもPearlのスチール14x5 1/2、Mapexのメイプル14x3 1/2のピッコロがあります。
SONORは張らないと鳴らないし、近くで聞く音と遠くで鳴ってる音が全然違うから扱いが難しい。

シンバルは、ほとんど中古で買ったシロモノ。
順にご紹介しよう。

K Zildjian Heavy Ride 20"(中央右)
このライドは、いろんなジャンルで使える逸品だと思う。
今まで10年間、これ以外のライドを使おうと思ったことがない。
叩く位置、強さ、モノ(スティック、マレット)でキャラクター分けが簡単にできるし、使っていて全然飽きない。ノージャンル。ドラムンベースだろうが、ジャズだろうが、ロックだろうが、何でもこいの万能選手。
これも、近くで聞く音と遠くで鳴ってる音が全然違う。
そーいう意味では、なかなか難しいシンバルだけど、一生モノです。
16000円だった(定価4万ン千円)けど、いい買い物でした。

A Zildjian Rock Crash 16"(右向こう側)
これはねぇ…。正直なところ失敗だったかなぁ。
とにかくピッチが高くてうるさいのよね。ジャンルを選んでしまう。
すごく明るい音で、まさにロッククラッシュ。「シュピーン!!」って。
ライドのKには合わないかなぁ。でも安かったから…ま、いっか。

Pearl Wild Crash 18"(左向こう側)
これもねぇ、失敗だったなぁ。
演奏会直前にシンバルが割れちゃって、急遽新しいのを探していたところ、リサイクルショップで3000円だったから…。
音に深みは一切ございません。「チャキーン!」って。
近くで聞いても遠くで聞いても同じ音。

A Zildjian China Boy Low 20"(一番右)
いわゆる「チャイナサウンド」。
とりあえずコレさえあれば、と思って買ったはいいが、20インチはデカすぎた。
音は「ジャーン」と「シャーン」の中間くらいに低音が「ブーン」と鳴る感じ。
扱いは難しい。大きすぎて。でも、ハマれば大戦力になりそう…。
スタンドにヒモで吊してプチ銅鑼!みたいな使い方の方が多かったなぁ。

Pearl HH 14"(一番左)
ええ、何も言うことはございません。
安物のハイハット。
人を食ったような、非常に軽率な音がします。
歪んでるので、新しいHHを買ったらソッコー、クラッシュ行き間違いなし。
新しいの欲しいなぁ。

PAiSTE Alpha Splash 8"(中央左の小さいヤツ)
10年前、お茶の水の下倉で7000円で買ったんだっけかな。
パイステらしい、はじけるようなよく通る音色ですね。
数年前演奏したオペラ「夕鶴」では、つうが小判を袋からこぼしてしまうシーンで使用しましたが…大当たり!いい評判を得ることができました。

半分がジルジャンではありますが…ホントは何でもいいんだよね。メーカなんて。
要は気に入るか気に入らないか、合うか合わないか、だから。
今興味あるメーカーは「小出シンバル」「Ufip」「Intanbul」あたりか。
特にイスタンブールは、高校の時に聞いた20インチのクラッシュのサウンドが印象的で、お金があったら欲しいブランド。でも高い!

たまに2タム1フロアにしてみたりして。

数年前、こんなセットを組んだこともあったっけ…。
ボンゾみたいだねぇ。

ドラムは楽しい!叩きたい!
でも基礎練習の方が大事なんだよな。
がんばろう。

以上。

2010年6月21日月曜日

ペヤングを食う

静岡には「ペヤングソース焼きそば(製造:まるか食品)」がある。
しかし、北海道にはペヤングは存在しない
その代わり「やきそば弁当(通称”やき弁”)」なるものが存在する。
製造元はマルちゃん。もちろん、本州では売っていない。
本州では「昔ながらのソース焼きそば」がマルちゃんから発売されている。
両者とも、CMはタカアンドトシが出演している。

焼き弁最大の特徴は、めんの戻し汁でスープを作ってしまおうという発想。
弁当という名前の由来がコレである。

マルちゃん「昔ながらのソース焼きそば」のCM。


そしてマルちゃん「やきそば弁当」のCM。
当然、本州ではOAされてない。


両者を深く食べ比べた私なりの違いを考察すると、ペヤングと焼き弁は「ソース」が決定的に違う。焼き弁がウスターソースのストレート的な「真面目さ」があるのに対し、ペヤングはスパイシーな「ワルさ」が特徴である。恐らく、付属している「スパイス」がペヤングの味の秘密であると睨んでいる。その他、麺も焼き弁が平型なのに対し、ペヤングは丸型であるという違いがある。

ペヤング「ソース焼きそば」のCM。
だいぶ懐かしいCMだが、これしか無かった。


ソース焼きそばのCMもどうかと思うが、まあ正統派よりと言えるだろう。
特筆すべきは、同時収録の「ペヤング・中華めん」のCM。

♪ラーメン好きーのおじさんはー
醤油味しか食べませんー
”おじさんは、ドラゴンだったのです”

果たしてどこから諭していけばいいのやら…。

立川志の輔師匠は、ペヤングのCMでは定番です。
伝説のCM「ペヤング・ワンタン麺」では、その見事なアテレコぶりでお茶の間の失笑を誘いました。動画が無かったので、記憶を頼りにその雰囲気だけでも。


とあるオフィスのお昼休みでしょうか。立川志の輔師匠と女性が「ペヤング・ワンタン」を食べています。バリトン歌手数名が発する「♪ワンタンワンタンワンターン」という、耳を直撃する強烈なCMソングに乗せてCMは唐突にスタートします。

ふと女性が師匠に向かって、

”あんたん、ワンタン好きねぇ”

と、意味不明な先制攻撃。そういうあんたんだってワンタン食ってるじゃないか。
負けじと、

”ワンタンも好きだけど、あんたんも好きよ”

などと意味不明のことを口走る師匠。どさくさに紛れて何を言っているんだ。
…しかし女性からの返答は、

”ワンタン好きだけど、あんたんは考えとくわ”

このセリフで師匠がワンタンを吐き出すというリアクションをするのだけれど、女性がセリフを言い終わる前にリアクションしてしまうといういい加減さ。「あんたんは…」あたりで既に返答の全貌を察知しリアクションを始めてしまうあたり、立川志の輔師匠、頭の回転は速いけれど、コントとしては空気読めてないねぇ。まあ、劇中のセリフはどう聞いてもアテレコなんですが、当てるべきセリフの尺を明らかに無視したこのテイクにOKを出してしまうというディレクションのおおらかさもローカルCMならではの醍醐味と言えば醍醐味なのか。

蕩々と語りましたが、本州で生まれ育った私としては…北海道の皆さんには悪いが、ペヤングに軍配が上がるわけです。

しかしながら、北海道に長年住んでいたもう一人の私が、焼きそば弁当も捨てがたいと主張してくる。何しろバリエーション豊富で、基本はソース味。その他「醤油味」「塩味」「スパイシーソース味」「あんかけ風」などなど…。

改めて、北海道は第2の故郷だなぁと強く感じる。

今回は、本州に戻ってきて食べたペヤングのレポートを記載する。
他愛のない内容で申し訳ない。

ペヤング「超大盛」。ノーマルの2倍の大きさ。

中身は「ソース」「かやく」そして重要な「ふりかけとスパイス」

ノーマルの2倍の麺が中に入っている。
ご覧の通り、麺の形は「丸型」である。


かやくの中身はキャベツと肉。
ソースはややスパイシー風味。
そしてスパイスとふりかけが味を大きく左右する。

お湯を入れて3分待つ。
そのあいだ、ソースを上に載せておくのが定石。

お湯を捨てて、ソースとふりかけ、スパイスをかけてできあがり。

本州では焼きそば弁当は手に入らない。
その逆、ペヤングも北海道では手に入らない。

しかし、最近はネットで注文すれば、全国どこでも手に入るようになった。

…でもね、本州で焼きそば弁当を食べようって気にはならないのよね。
その逆も然り。

いや、嘘。
ペヤングは北海道でも食べたいと思うことはあった。

慣れって恐ろしいね。

以上。