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2010年6月28日月曜日

きょうは

今日は書くことがないなぁ。
借りてきたDVDのレビューでも書くか。

私は何より007シリーズのファンである。
といっても、最近のアメリカ産007には全く興味がない。
過去に公開された、純イギリス産007(ショーン・コネリーロジャー・ムーア主演作品)が好きなのである。
「0作目」である「Casino Royale(厳密には007シリーズではない)」から、ロジャー・ムーア出演最後の作品「A View to a Kill」まで全部見た。

最近「Casino Royale」がリメイクされたらしい。しかし、世間の評判では荒唐無稽と言いつつも、第0作目である初代カジノ・ロワイヤルが最高と思う。登場するジェームス・ボンドは100人!監督は公表されているだけでも5人、ストーリーは破綻し、最終的にはワケの分からないドタバタ劇で幕を閉じる。でも、これぞ60's!という登場人物、衣装、セット。めちゃくちゃカッコイイじゃあないですか。BGMも「Raindrops keep fallin' on my head」のバート・バカラック作曲という超一流ぶり。


邦題「雨に濡れても」
明日に向かって撃て!」の主題歌。
作曲はバート・バカラック。

この時代の007作品は、ヴィジュアル的にも音楽的にも秀逸な作品が多い。先ほど挙げた「Casino Royale」と「Live and Let Die(死ぬのは奴らだ)」、そして日本で撮影された「You Only Live Twice(007は2度死ぬ)」のオープニング映像はお気に入り。


「Casino Royale」オープニング。
作曲はバート・バカラック。
このクラシックテイスト溢れるアニメーションがたまらない。

演奏しているのは「Harb Alpert and Tijuana Brass」というグループ。日本人には「オールナイト・ニッポン」でおなじみ「Bitter Sweet Samba」を演奏したグループとしてなじみ深い。軽妙なフリューゲルホルンの掛け合いが素晴らしい!

お次は、ロジャー・ムーア初出演作品「Live and Let Die(死ぬのは奴らだ)」
死者が蘇るというブードゥー教の伝説を悪用した、とある麻薬組織を捜査する007。


ロジャー・ムーア初出演作品「Live and Let Die(死ぬのは奴らだ)」オープニング。
作曲と演奏はポール・マッカートニー and Wings

オープニングの他にも劇中でニューオリンズの黒人ソウル歌手が歌ってるシーンがあるのだが、それもカッコイイ。

Live and Let Dieはガンズ・アンド・ローゼスもカヴァーしていて、そちらの方が原曲より半音低い。どちらもカッコイイので、お気に入りである。



最後は「You Only Live Twice(007は2度死ぬ)」。前述の通り、撮影はほぼ日本で行われ、出演したボンドガール3人のうち2人は日本人である(若林映子浜美枝)。若き日のお2人は本当にお美しい!この他にも、重要な役どころとして丹波哲郎が日本公安のトップエージェントとして出演。姫路城が日本公安部隊(何故か忍者)の訓練場となっていたり、日本の製薬会社がとある闇組織と組んで米ソの宇宙飛行士を拉致ったり…と、絵に描いたような、海外から見たかつての日本像のステレオタイプであったり、そもそも荒唐無稽てあったり…あんまり真面目に見てはいけない…しかし、改めて見るとやっぱりいろいろと面白いので、お時間のある方は是非ご覧いただきたい。


「You Only Live Twice(007は2度死ぬ)」オープニング。
歌っているのはフランク・シナトラの娘であるナンシー・シナトラ
唐傘の骨を巧みに取り入れた、日本テイスト溢れる作風が素敵。

最近の映画やアニメ作品の音楽はタイアップばっかでツマラナイ
ホントにツマラナイ。

この時代(60's〜70's)の音楽は映画・テレビともに素晴らしいモノが多い。
そして、80'sの音楽の商業化、産業化(MTVが原因とも)を経て、音楽は衰退していくのであった。

以上。

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