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2010年5月14日金曜日

[鑑賞記録]シェエラザード

交響組曲シェエラザード(Amazon)
指揮:西本智実
演奏:ブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団
作曲:リムスキー・コルサコフ


西本智実…といえば、日本人若手指揮者の中でも屈指の人気を誇る女性指揮者。その風貌からか、コンサートではP席(P=PipeOrgan=オケ裏の席)から売れていくという。そんな西本の「シェエラザード」。Amazonでの評判はおおむね良いようだが…。

シェエラザード、過去に生で聴いたことがあるのだが…そのときはVlnのソロが散々で、あんまりいい印象がなかった。しっかりしたソロで聴くと、いかにも「おとぎ話」的な雰囲気でいいですな。

肝心の演奏はといえば、無難にまとまったいい演奏だと思う。恐らく…作曲者の解釈を地でいくような雰囲気。この人のCDを初めて聴いたが、基本に忠実な人なんだろうか?ゲルギエフと同じ門下とあったので、もっとバリバリ鳴らす人なのかな〜と勝手に想像していたが。したがって、ロシア・東欧オケ特有(?)の金管咆哮系の演奏ではない。それよりも、各楽器のバランスが素晴らしいね。出るところは出る、抑えるところは抑える。スコアを見ながら聴けば楽しさ倍増。高難易度のフレーズをさらっとやってのける木管群は特筆もの。弦楽器もうまい。よっぽど指揮者との信頼関係がしっかりしているのだろうと思う。

アマオケには難しい曲だね。聴かせどころ、盛り上げどころが難しいし、ソロの難易度も高いし。譜面だけ見るとできそうな気分になってくるが…音階が少々特殊で、それなりのトレーニングを積まないと「ただ譜面に弾かされてる」だけの演奏になってしまいがち。この曲に限らず、そういう曲ってたくさんあるんだろうけど、リムスキーさんが生きたこの辺の時代からそういう音楽ってたくさん増えていって…ドヴォルザークもこの時代だしね。音楽史って面白いな。

個人的にはもっと金管成分が欲しかったが…とてもきれいにまとまっているので。
☆☆☆☆☆


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以上。

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