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2010年6月3日木曜日

理系人間のための英語勉強の基礎 第1回

今回は「動詞」の解釈について書く。

動詞は2種類ある。
逆に考えれば2種類しかない。
be動詞
一般動詞
の2つである。

それぞれは、役割が明確に決められていて、
be動詞は「人や物の様子、外観、名称」を表し、
一般動詞は「人や物の動作」を表す。


be動詞に続く語句は、大抵の場合「名詞」「形容詞」の2つである。
対して、一般動詞に続くのは主に「名詞」「副詞」の2つである。

両者とも「名詞」を取るが、文型は異なる。
be動詞の場合、SVC型になるのに対し、一般動詞はSVO型になる。
ここで、

S=”subject”「主語(=名詞:主格)
V=”verb”「動詞(=be動詞、一般動詞)
O=”object”「目的語(=名詞:目的格)
C=”complement”「補語(=名詞:目的格)

である。従って、同じ「名詞」が見かけ上同じ位置にあったとしても、文法上の扱いはまるで異なると言うことである。裏を返せば、

be動詞が「主語を補語と同一のものと見なす『イコール』の役割」であるのに対し、
一般動詞は「主語の対象物への行動」である。

例を挙げると、

・be動詞
I am Bob.

・一般動詞
I saw Bob.

be動詞か、一般動詞か、その違いだけで、あとは全く同一の文章であるが、文法的解釈はまるで異なる。

be動詞の場合は、動詞が「私」=「ボブ」であるという、イコールの役割を担っているのに対し、一般動詞は「私」「見る」→「ボブ」という、ボブが動詞の対象物であるという違いがある。

言ってしまえば、be動詞は前述の通り右と左を等価なものとする「イコール」、一般動詞は左(主語)から右(目的語)への「一方的な矢印」…であろうか。

英作文が苦手…という声をよく聞く。
英単語は知っているのに何故?と思い、実際に英作文をやらせてみると、単語をどこにおいていいのか、文法上その単語の扱いはどうしていいのか、がよく分かっていないようだ。

自分的には、これは中学高校の英語教育の弊害の一つと考えている。

学校では、英単語を直ちに日本語訳と等価に結びつけてしまう。単語の文法上の解釈など、これっぽっちも教えないのだ。また、教育現場で英作文をやらせないらしい。嘆かわしいことである。

確かに、英単語の羅列のみでも、意思の疎通は可能である。実際、多くの外国人と話をしていくと、文法的に曖昧な部分はいくらでもあろう。だが、果たしてそれで「英語教育」を完結してしまって良いのだろうか?

英語が得意でない…というか、嫌いと断言する人は、まず間違いなく「国語」も苦手な人である。文章を「単語の羅列」としか解釈できていない、もしくは「通じりゃそれでいい」と思っている人であろう。前述の「英語教育の弊害」の犠牲者、またはただの怠慢、もしくはその両方である。

単語力はあるに越したことはない。ただ、それだけで「会話」は成立するかも知れないが「文章」は完結しない。

語学の要素として「話す」「書く」「聞く」「読む」の4つは必須であり、また等価に扱われるべきものである。しかしながら…等価に扱われず、間違った解釈によって「話す」「聞く」だけがクローズアップされつつある。コミュニケーション能力が何たら…ってね。

もう少し、しっかりした文章を書く能力…というものを見直してみてはいかがだろうか。

次回は動詞の用法について考える。

以上。

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