電力使用量NOW

2011年4月3日日曜日

放射能と風評被害6

今日は放射性物質が体内に入り込んだら?を考えてみようと思う。

怖い話ではあるが…実は、この地表には放射性物質はたくさんある。ただ、あまりにも微弱であるため、気にする必要は全く無い…と言うと今の政府と原子力安全保安院みたいで全然説得力がないのだが。

考えてみれば、核燃料であるウランだって、オーストラリアで採掘される鉱物である。ただし、先日にも述べた通り、天然ウランは「ウラン238」と呼ばれる、核分裂を起こしにくい状態のものが大半なので、核分裂を起こしやすい「ウラン235」の割合を増やしてやった濃縮ウランが核燃料として使用されている。

その放射性物質が体内に入るとどうなるのか?一言で言えば「内部被曝」と呼ばれる状態で、一過性の被曝ではなく、恒久的な被曝を受けることとなる。

ただし、放射性物質は「半減期」を持つので、その被曝量は時間が経てば減少していくだろうし、体外に排出される分もあるので、被曝量が単純に摂取量と比例するわけではない。

半減期というパラメータもなかなか厄介な代物で、半減期が短ければ短いほど、一度に放出する放射線の量(≒崩壊する原子の数=ベクレル)が高いわけだから、同じ原子の量を体内に取り込んだとしたら、半減期が短いほうが被曝の量は大きくなる傾向がある。逆に、半減期が長ければ長いほど、じわじわと放射線を放出するわけだから、一度に放射する放射線の量は少ない。その間に体外へと放出される分もあるだろうから、人体的には半減期が長い方が影響が少ないとも言えなくもない。そして、人体でなく土壌や大気であれば、半減期が短い方が早く環境が回復するとも言える。ただし、ある一定の期間は多量の放射線が放射されるわけだから、その土地に人が入り込むことは危険である。

いずれにせよ、人体に有害なものであることに変わりはなく、人間の目に見えない微細な物質であるため、汚染が進んだ以上はそれ以上拡散させない努力が肝心となる。

そして、その放射性物質が含まれた水は、煮沸しても意味がないばかりか、水分が蒸発して放射性物質の濃度を高める恐れがある。バイ菌ではないのだから、煮沸は何の意味もない。絶対にやめていただきたい。

福島の現場では、汚染水の排出作業と原子炉冷却のためのポンプ復旧という、二本立ての作業となっている。どれもこれも、初動対応の遅れが原因になってしまったわけだが、こうなってしまっては、あとはどうにかして沈静化するのを固唾を飲んで見守るほか無い。我々に必要なのは、正しい知識であるように思う。分からないことは調べよう。自分自身を守るのは、結局は自分自身であるのだから。

以上。

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