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2011年3月12日土曜日

静岡の状況

…。

静岡の状況を綴ってみる。当然、自前の画像など無し。不謹慎すぎる。普段どんなところかを示す画像は拾ってみる。

まず国道1号線。夕方から夜にかけて渋滞。国道1号線バイパスの富士←→清水あたりは、海に大きくせり出した道路が東名高速と併走しているような構造になっていて、波が高い台風シーズンなどはよく通行止めになる。今回の津波警報でもまた然り。


こんな道路を通るのは自殺行為であろう。ただ、この道路は太平洋側の大動脈であり、物流関係の車がひっきりなしに通る。ここを通れないことによる損失は計り知れない。そして、ここより内陸には大きな道路が存在しない。つまり、下道で東京から沼津辺りまで来た車は、どうしてもこの道を通らなければいけないのである。その道路が通行止めになった。これは大変なことである。

次に東名高速道路。通勤路の「富士インターチェンジ」では、前述の通り清水までの高速道路が通行止めになった。東名高速は一本道であるから、東京方面から名古屋に向かう車、また逆に名古屋から東京に向かう車は、必ずこの区間を通らなければならない。しかし、国道も通行止めになっている。

東名高速道路(Wikipedia「東名高速道路」のページより引用)。
赤い線の、伊豆半島から大きく内陸に入り込んだ部分が
今回の通行止め部分。

このような車はどうしたのか?とにかく待つしかないと考えたのか、国道からインターに向かう道路の左車線(片側2車線の左側)を、延々と解除待ちの車が待機していた。よく見てみると「尾張小牧」「姫路」「横浜」…とにかく県外ナンバーが目立つ。近所のガソリンスタンドもごった返してる。コンビニの駐車場も一杯、果ては閉店した銀行の駐車場にも待機している車がある。

普段だったら「自分さえ良ければいいような自分勝手な車は云々…」と言いたいところではあるが、こればっかりは仕方ない。みんな、生きるために必死なんだもの。きっと、駐車場の所有者も、そういう気持ちであることを願いたい。

地震の直接的な被害ももちろん甚大であったが、何より恐ろしいのは二次災害である「津波」である。中継の映像を見ていたが…とてもじゃないが直視できるものではなかった。正直、いままで津波というものを見くびっていた節があると思う。

動画を載せようか…とも思ったが、やめよう。

今回の災害で政府の対応について一つ。阪神淡路大震災の大失態を反省したのか、政府の対応は卒無いものであったように思う。自衛隊も迅速に派遣されたし、在日米軍の出動要請もそこそこまともであった。現政権は好きではないが、初期対応は比較的評価できると思う。こんな状況になったら、好き嫌いではない。何よりも被害を最小限に食い止めるため、何とか最善の対応をしてくれるよう祈るばかりである。

ただ、安心は出来ない。「被災地の復興」という長い目で見たときに、これから先の対応が重要になって来るであろう。1人でも多くの被災者が安全に避難生活を送れるよう、また、一刻も早く被災者が安らかな生活を取り戻せるよう、全力を挙げて欲しいと思う。

海外の反響も大きい。アメリカのYahoo「Yahoo.com」では、トップで今回の津波を報じている。


Hundreds killed in tsunami after 8.9 Japan quake
(マグニチュード8.9の地震の後、津波によって何百もの命が奪われた)

ざっと眺めてみたが、驚くほど的確に状況を伝えている。非常に分かりやすい。続いて世界中のYahooを廻ってみたが、どのページもほぼトップで災害を伝えている。

ドイツ

イタリア

インド

韓国

中国

フランス

イギリス

ブラジル

スペイン

カナダ

ロシア

トルコ

オーストラリア

先日地震があったニュージーランド

各国から救援の申し出が届いているらしい。本当にありがたいことだと思う。人道支援、命に国境など存在しない。困ったときは助け合う。人間で良かったと思う。

以上。

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