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2011年2月16日水曜日

理系人間のための英語勉強の基礎 第12回

さて、今日から実際に訳してみよう。

まず、第1段落。

我々は、一人の英雄を失った。
「我々は」「失った」何を?「1人の英雄を」簡単な第3文型(SVO)。

We lost a hero.

これは敗北を意味するのか?
「これは」「意味するのか?」何を?「敗北を」これも簡単な第3文型のYes/No疑問文。しかし「敗北」を「lose」と解釈してもいいのだが、探してみると「敗北する」という単語を発見。「be defeated」なので、不定詞を使って「敗北すること」とし、

Does this mean to be defeated?

否!
「否!」はもちろん、

No!

始まりなのだ!
「始まりなのだ!」何が?「それが」であるから、

It's beginning!

次に第2段落。

地球連邦に比べ我がジオンの国力は30分の1以下である。
やや複雑な比較の文章。「〜分の1」は「one-…th」と表すので「30分の1」は「one-thirtieth」である。この「何倍の差」は、基本的に原形比較で表現する。つまり「Aは、Bをx倍したものと同じくらいである」という書き方。よって、

The strength of Zeon is under one-thirtieth as strong as the Earth Federation.

にも関わらず今日まで戦い抜いてこられたのは何故か!
「にも関わらず」は「in spite of」。「戦い抜いてこられた」を「戦い続けることができた」と解釈すると、ここの部分は現在完了の継続を用いて表現できる。で、結局は「何故?」であるから「why」で始めればいい。ところで主語は?無論「我々」である。

In spite of that, why have we been able to keep fighting until today?

諸君!
「諸君」という言い方はたくさんある。一番簡単なのは「everyone」であるが、演説であることを考慮すると「gentlemen」がふさわしいだろう。

Gentlemen!

我がジオンの戦争目的が正しいからだ!
単純に綴るには「我がジオン軍の戦争目的」が「正しい」と、簡単にbe動詞で繋げ、接続詞「because」で始めればいいのであるが、そもそも「我がジオン軍の戦争目的」が難しい。結局メインになるべき主語は「目的」であるから、この単語を中心に膨らましていく。「戦争の目的」は「the purpose of war」であり、その目的をジオン軍が持っていることになるから、この部分は「The Zeon's purpose of war」と書けばいい。「我が」は無視しても構わない。敢えてくっつけるとすれば「Our Zeon's purpose of war」とでもなるのかな。

Because our Zeon's purpose of war is legal!

では、ここまでまとめてみよう。

We lost a hero. Does this mean to be defeated? No! It's beginning!

The strength of Zeon is under one-thirtieth as strong as the Earth Federation. In spite of that, why have we been able to keep fighting until today? Gentlemen! Because our Zeon's purpose of war is legal!

まあまあ、英語らしい文章になったじゃない。

今日は以上。

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