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2011年1月14日金曜日

理系人間のための英語勉強の基礎 第10回

今回は「長い名詞句」について。

英語長文では、しばしば以下のような「長い主語」「長い目的語」が出てくる。

The woman with long hair whom I've known since 1989 named her baby who was born last week "Bob" which is the name she had ever loved.

(私が1989年から知り合いである髪の長い女性は、先週生まれた自分の赤ちゃんに、かつて好きだった”ボブ”という名前を付けた)

この文章の場合、

主語 :The woman with long hair whom I've known since 1989
動詞 :named
目的語:her baby who was born last week
補語 :"Bob" which is the name she had ever loved

の第5文型(SVOC)である。

率直に言って、こういう文章の「主語が何か」「目的語が何か」ならびに「補語が何か」ということを見分けるのは、相当の練習量が必要である。ただし、その練習とは「長文を読む」という練習ではないことを断言したい。

では、どういう練習が必要なのか?

それは「英作文」であると思う。自分で上記のような「長い主語」や「長い目的語」を含む文章を作ってみることである。もちろん、それ以前に基本的な文法(関係代名詞、現在分詞・過去分詞など)は必須であるが。

自分で英作文してみれば、書き手の気持ちが分かる。どういう文法上の決まりを使って、どういう文章を作るべきなのか、自分の頭で考えることによって、他人の文章も「ああ、こういうことを言いたいんだな」ということが理解できるようになる、そう思う。

長文が苦手、というお方。読む練習ばかりではなく、自分で英文を作ってみるという練習をしてはいかがだろうか?

具体的には、例えば長文問題集の「答え」に付記されている「日本語全訳」を、一旦自分で英語に再翻訳する。その自分で作った英文と、もとの問題文(英語)を見比べてみるのである。そして、自分の理解の及ばなかった言い回し、表現を少しずつ自分のものにしていく。単語は言うに及ばず、文法の練習にもなるし、何一つ悪いことがない。時間はかかるけれども。

かつて、自分もこういう練習をしたものだ。未だ完全な英文を作れるワケではないが、日々の努力によって、少しずつでも完全に近づきたいと思っている。

英作文や長文が苦手な皆様、だまされたと思ってやってみたらいかがだろう?

以上。

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