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2010年8月27日金曜日

ピアノ炎上

ふと気になって、山下洋輔を久しぶりに聴きたくなった。

山下洋輔といえばフリージャズ。

かつての60〜70年代、日本が不安定な時代。早稲田大学4号館バリケード内でピアノ演奏を行い、歴史にその名を知られている山下洋輔トリオ。他にもヨーロッパ演奏で大絶賛されたとか、燃えさかるピアノを弾き続ける記録映像「ピアノ炎上」とか、何よりあの「タモリ」を発掘したとか、その伝説的逸話の数々は枚挙に暇がない。

その山下洋輔の生み出す音楽だが、自分の感覚の変化を確かめるのに、山下洋輔トリオのフリージャズは大変有効な手段であると考えている。つまり、未だ完全に理解できない「フリージャズ」という領域に対して、純粋に自分自身がどう向き合うか?という問題。

ピアノ炎上。
粟津潔氏の依頼で、炎上するピアノを弾く山下氏。
最後には音程は消失し、鍵盤の打音のみが残る。


最近、その伝説的とも言える山下洋輔トリオが復活し、ライヴを行ったとのこと。

代表曲「GUGAN」。
この燃え上がるようなエネルギーはすごい。
そして、一見でたらめなように聞こえるが、実は起承転結があり、
音楽として成立しているのもすごい。


未だ到達できない、ジャズの一つの完成形。
いや、未だ進化し続けているのかも知れない。

いずれにせよ、理解するにはまだまだ時間がかかりそうだ。

以上。

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