近所のリサイクルショップで昔のゲームがあったから、懐かしくなってやってみた。
今回は「FF5」こと「ファイナルファンタジー5」をやってみた。念のためお断りを。ゲーム自体の批判ではないことを付け加えておきます。とっても大好きなゲームですので。
今、一通りの物理や化学を勉強したあとになって見ると、いろいろな矛盾がどうしても目に付いてしまう。例えば、カルナックにある火のクリスタルが砕け散ったあと、カルナック城が爆発するシーン。セリフでは「火のクリスタルで城が保たれていた…クリスタルが砕け散れば、城は爆発する!?」だなんて言われていたが、冷静になって考えれば、火のクリスタルからエネルギーを得て、城の中の設備を動かしていたわけだから、そのエネルギー源が停止する…というか消滅すれば、電池を引っこ抜いたラジコンのように、ただ単にその動作を停止するだけであろう。発電所にトラブルが発生したからといって、その電気を得ていた家庭や工場が爆発したら大変なことである。
あと、第2世界でのエクスデス城のバリアを除去するために、バリアの塔に乗り込むシーン。ガラフの盟友ゼザが動力室で1人死んでしまう悲しいシーンなのだが…ゼザは言う。「動力室で電源を落とすと同時にアンテナを破壊してくれ」…え?動力を落とすだけじゃダメなの?いや…念には念を入れて、ということなのだろう。まあ、それはいいのだが、アンテナを破壊すると、なぜ動力室が爆発するのだろう?「行き場のないエネルギーが…」と、ご丁寧に説明してくれているのだが、電源を落とした(=エネルギー源を停止させた)のに、行き場のないエネルギーって?発電所のタービンの運動を停止させたからといって、いきなり発電所が爆発するのか?ボイラ系統がそのまま運転されているのであれば、オーバードライブによって機械系統に異常が発生するだろうが、そのボイラを停止されなければ、通常はタービンの運動など止まるはずもないのだから、そんなことはあり得ないだろう。
そして、ゼザの死によって、めでたくバリアは消滅する。エクスデス城の周りには4本くらいの塔が立っていたが、そのうちのたった1本を破壊したらバリアが除去される…なんという脆弱な装置だろう!自分がエクスデスなら、まずはバリアの塔を増やす。そして、城が守れる最小限の範囲だけをカバーするような配置にする。もちろん、自分の目の届く範囲で。電源系統は分散させた方がいいだろうが、バックアップ電源は欠かさない。
また、意外と多いのが言葉の間違い。「見れる」とか「そのとうり」とか、間違った言葉の使い方がちらほら。今の世代に言葉の使い方が間違っている人が多いのは、もしかしたら…このようなゲームの影響なのかも。もちろんテレビの影響も大きいとは思うけどね。
きっと、全てを含めて「ファンタジー」なんだろう。最近は昔のゲームのリメイクばっかりだが、今後ゲーム産業はどこへ向かっていくのだろうか?
以上。
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