ある場合に、
1 [μSv/h]
であったとする。この値は、以下のように読む。
まず「μ」という記号に注目する。この記号はここ(ブログ内リンク)に記した通り、1000000分の1を意味する。
そして「/h」というのは「1時間(=hourのh)ごと」を意味している。「/m」であったら「1分(=minuteのm)ごと」「/s」であったら「1秒(=secondのs)ごと」である。一年を通じて…という意味合いで「/y」や、一日を通じて…という意味合いで「/d」も存在する。
上記の例では「1時間ごとに1000000分の1シーベルトの被曝を受ける」という風に解釈できる。
この値に24を乗ずれば一日当たりの被曝量になるし、その値にさらに365を乗ずれば1年当たりの被曝量になる。
逆に、この値を60で割れば1分当たりの被曝量になるし、さらに60で割れば1秒当たりの被曝量になる。
物理的な数値は「単位」が重要である。「1000000000ピコシーベルト!(10億ピコシーベルト)」と聞くと、トンデモナイ大きな値な気がするが、ピコというのは「1000000000000分の1(1兆分の1)」を意味するので、実際には1000分の1シーベルト、すなわち1ミリシーベルトである。
数字の大きさに惑わされず、単位をしっかり理解して、基準となるべき値に読み替えることが重要である。
以上。
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