レンズ買いました。と言ってもまともなレンズじゃなくて、接写レンズ。それも手作り。写真の用語で、レンズにくっつけて使う接写レンズのことを「クローズアップレンズ」なんて言うらしいです。
材料です。
・むしめがね(レンズ径にあったもの)
・ジャンクフィルタ
材料が用意できたら、さっそくむしめがねの柄を切断します。
105円でしたので容赦なく。次に、今回アダプタとして使うジャンクフィルタ。といいつつも本当のジャンクは手に入らなくて、結局箱潰れの新品を315円で買ってきました。
MARUMIのUVフィルタです。ぼけちゃったけど。露出間違えたなぁ…。58mm径と55mm径、それにクロスまで付いてきました。このフィルタと、先ほど切断したむしめがねをフュージョンさせます。
こうなる。これで完成です。本当は接着した方がいいのだけれど、失敗したときのためにフィルタだけでも…と、まずは思いとどまりました。
結果。このレンズでどこまで寄れるでしょうか?
まずはレンズ無し。
お次に「お手製クローズアップレンズ」。
ぱっと見た感じ、あんまり変わらないかも知れないけども、接写ではこの「数ミリ、数センチの差」が大事になってくるのです。特に模型撮影や植物の撮影なんかではね。
ちなみに、今回使ったむしめがね、恐らくフツーのガラス製でしょう。通常、写真用のレンズなんかに使う光学ガラスは「合成石英」なんていう素材でできていて、フツーのガラスなんかよりずっと高価なモノです。何故って?それは光の「透過率」というものが格段に優れているからです。詳しく綴ると膨大な量の解説になるので省略しますが、要するに合成石英の方が「被写体をよりありのまま撮影できる」のです。
一方安いレンズは?というと、簡単に言えば「紫外線(Ultra Violet Ray=UV Ray)」を通さないのです。いいことのように思えるかも知れませんが、太陽光を通さないことによって、変な風に写ってしまうことだってあるでしょう。また、紫外線がない方がいいかも知れません。その辺りは臨機応変ですが。
なので、今回作製した「自作クローズアップレンズ」は、何とUVフィルタの役割も兼ねるというお得品!…まあ、安物のクローズアップレンズで合成石英のシロモノなんてまず無いでしょうけども。
というわけで、今回は420円で接写レンズを作ってみました。身近にあるモノでDIY。是非いろいろと試してみましょう。
以上。
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