ふと気になって、山下洋輔を久しぶりに聴きたくなった。
山下洋輔といえばフリージャズ。
かつての60〜70年代、日本が不安定な時代。早稲田大学4号館バリケード内でピアノ演奏を行い、歴史にその名を知られている山下洋輔トリオ。他にもヨーロッパ演奏で大絶賛されたとか、燃えさかるピアノを弾き続ける記録映像「ピアノ炎上」とか、何よりあの「タモリ」を発掘したとか、その伝説的逸話の数々は枚挙に暇がない。
その山下洋輔の生み出す音楽だが、自分の感覚の変化を確かめるのに、山下洋輔トリオのフリージャズは大変有効な手段であると考えている。つまり、未だ完全に理解できない「フリージャズ」という領域に対して、純粋に自分自身がどう向き合うか?という問題。
ピアノ炎上。
粟津潔氏の依頼で、炎上するピアノを弾く山下氏。
最後には音程は消失し、鍵盤の打音のみが残る。
最近、その伝説的とも言える山下洋輔トリオが復活し、ライヴを行ったとのこと。
代表曲「GUGAN」。
この燃え上がるようなエネルギーはすごい。
そして、一見でたらめなように聞こえるが、実は起承転結があり、
音楽として成立しているのもすごい。
未だ到達できない、ジャズの一つの完成形。
いや、未だ進化し続けているのかも知れない。
いずれにせよ、理解するにはまだまだ時間がかかりそうだ。
以上。
0 件のコメント:
コメントを投稿