一年で一番きつい演奏会。今年もコントラバスで乗り切ってきました。今年のコントラバスは4名。一名は元プロの方、もう一名は札幌でご活躍のアマチュアの方、残る二名は大学のオケの人でした。
2011年11月6日
・歌劇「皇帝ティートの慈悲」序曲/モーツァルト
・交響曲第104番「ロンドン」/ハイドン
・歌劇「幸せな奴隷」/アリアーガ
・小組曲「子供の遊び」/ビゼー
・アンコール:イギリス民族舞踊
今まで一体自分は何を弾いてたんだろう…?少なくともコントラバスではなかった…ってくらい、基礎的なものを見直さなければいけないかも知れませんね。クラシックという音楽の最先端で演奏されていた方とご一緒できたということは本当に貴重な経験でした。基礎の重要性に気づくってのは、ある意味で自分も成長してきたのだな、と。
・皇帝ティート
モーツァルトの序曲って…なんでこんなのばっかなんだよ。しんどい。今回の曲はほとんどが古典派だったので、ボウイングによる「飛ばし」が重要でした。あとは基本的なスケールが如何に消化できているか…。
・ロンドン
ハイドンの交響曲ってスゲーよなぁ。104番なんて晩年も晩年。所々古典派の範疇外のようなフレーズが出てきたりして弾いてて飽きない。特に4楽章の疾走感はタマラナイですねぇ。こんな曲をさらっと演奏できたらさぞカッコイイに違いない。大学オケでも演奏すればいいのに。
・幸せな奴隷
ストーリーが気になるところですが…この曲を作曲したアリアーガ、何と当時14歳だったとか。モーツァルトの再来と云われたスペインの神童で、残念ながら20歳を目前として亡くなってしまったとのこと。まあ、基本に忠実な音楽ですね。だからこそ怖いんだけども。
・子供の遊び
恐怖の瞬間だらけの、何とも釈然としない心臓に悪い音楽。コントラバスのSoliがあったり、チェロが主旋律やってる間、コントラバスがDivisiでチェロパートも担当したりと、なかなか楽しめる曲ではあったのだが…なにしろスケールが特殊すぎて、考えて弾いてると間に合わない。全体的に行き当たりばったりの演奏になってしまったのが後悔といえば後悔かも。
年末営業は続く。とりあえず一つ消化。次回は12月3日。大学オケの演奏会。
以上。